の第一人者の上野千鶴子さんですが、
今年4月、東京大学の入学式でスピーチされた
祝辞が大きな話題となりました。
上野千鶴子さんはどのような経歴学歴を
お持ちなのでしょうか。
結婚はされているのか、
また、旦那様はどういう方なのでしょうか。
話題となった東大入学式での祝辞ですが、
周りの評判はどうなのでしょうか。
気になるあれこれを調べてみました。
上野千鶴子の経歴学歴やプロフィールは?

上野千鶴子さんは、1948年、富山県生まれです。
内科の開業医の父と専業主婦の母を両親に持ち、
兄と弟の間に挟まれた一人娘として溺愛されて
育ったようです。
石川県立金沢二水高等学校卒業後、
家を出たくて京都大学文学部に
入学したそうです。
卒業後は、同大学大学院博士課程に
進学しました。
その後、
平安女学院短期大学専任講師、同助教授、
京都精華大学人文学部助教授、同教授、を経て、
1993年から 東京大学文学部助教授、
1995年から 東京大学大学院人文社会系研究科教授
を勤めてています。
2009年、特定非営利活動法人
ウィメンズアクションネットワーク(WAN)
を設立して、理事に就任。
2011年には東京大学を退職して、
特定非営利活動法人
ウィメンズアクションネットワーク(WAN)の
理事長に就任しています。
また、同年から東京大学名誉教授となっています。
フェミニスト、社会学者であり、
「女性学」や「ジェンダー研究」の第一人者として
素晴らしい経歴学歴ですね。
上野千鶴子さんといえば、
1987年から1988年にかけて起こった
アグネス論争への参入が記憶にあります。
歌手でタレントのアグネス・チャンさんが
第1子を出産後、テレビ番組の収録に
この乳児を連れてきたことから、
林真理子さん、中野翠さんなどから
痛烈な批判を浴びていました。
この時上野千鶴子さんは、
「ルールを守れ、と叫ぶのは、ルールに従うことで利益を得る
人たちである。女たちはルールを無視して横紙破りをやるほかに、
自分の言い分を通すことができなかった」
子連れ議会は「パフォーマンスならばいい」。30年前の論争は今に生きているのか「アグネス論争」から30年。時計の針を戻さないで。
とアグネス・チャンさんを擁護する
立場で参入して、世論の流れを変えさせました。
そういえば、あれから30年もたった2017年に
熊本市議会で似たようなことが起きて
話題になっていましたね。
上野千鶴子は結婚して旦那はいるの?

いろいろ調べてみましたが、上野千鶴子さんの
結婚についての情報は見当たりませんでした。
上野千鶴子さんは結婚は
していないようです。
したがって旦那様もいません。
恋愛に否定的という訳ではなく、男性と同居していた
こともあったようですが、
結婚して自由を手放したくはなかったそうです。
若い頃は、専業主婦の母親に対して批判的だったことも
あって、結婚は選択しなかったということのようです。
上野千鶴子の平成31年度の東大祝辞が話題だが評判は?

2019年4月12日に東京大学の入学式が日本武道館で行われ、
東京大学名誉教授の上野千鶴子さんが祝辞を述べました。
大学入学で喜ぶ新入生を前に
「あなただけの努力でここまできた
訳ではない」と投げかけて、
昨年、東京医科大で性別や年齢によってあからさまな
差別をする不正入試が長年続いていたことが
発覚して大きな社会問題になったことや
東京大学内にも依然として性差別が残っていて、
入学者の女性比率が2割の壁を超えない状態が
長年続いていること、
社会へ出るとさらに多くの差別に直面すると続けました。
そして「恵まれた環境と能力を、自分が勝ち抜くため
だけに使わないで、恵まれない人々を助けるために
使ってください。」と訴えて、
「ようこそ、東京大学へ」と新入生を歓迎しました。
大きな反響を呼んだ上野千鶴子さんの東大入学式での祝辞。東京大学新聞の調査によると、学内と学外では、祝辞に対する評価に差があったことがわかりました。(伊吹早織 @ciaolivia)
— BuzzFeed Japan News (@BFJNews) June 12, 2019
【New】「がんばっても報われない社会が待っている」東大生はあの祝辞をどう受け止めたのか https://t.co/Fzzq3Sokga
上野千鶴子さんの祝辞は、性差別に東京大学の入学式で大きな話題となった上野千鶴子氏の祝辞。
— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) May 29, 2019
東大新聞の学生記者たちが学内外に行ったアンケートでは、ある傾向が浮き彫りになりました。
上野ゼミ出身の記者が、東京大学新聞社(@UTNP)の記者に会いにいくと、2人の男子学生が取材に応じてくれました。https://t.co/kOoMwJ9IpI
問題意識を持つ人だけではなく、
多くの社会人から熱狂的に支持されました。
その一方で、入学式の祝辞にそぐわないと
否定的な意見もありました。
また、祝辞を受けた新入生や現役東大生では
さらに評価が分かれたようです。
これは、社会人と学生では経験値が違うので、
予想できることですね。
社会人は、男女を問わず、自分や身近な人が
受けている多くの差別を経験として
知っていますから。
みなさん書かれているように上野千鶴子先生のスピーチは本当に素晴らしいが、上野先生を招聘する東京大学も素晴らしい。総長の卒業式スピーチといい、さすが東京大学は伊達じゃない/平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 | 東京大学 https://t.co/KeScTMqZxl
— 福原 伸治 (@shinjifukuhara) April 12, 2019
また、上野千鶴子さんに祝辞を依頼した東大の
決定を評価する声も多く聞かれました。
東京医科大での不正入試問題が社会問題に
なったことで、
性差別を容認する社会への批判が
これまで以上に広まって、
こうした祝辞を受け入れる下地が
できてきたのでしょうか。
今回のまとめ
今回の東京大学入学式の祝辞もそうですが、「女性学」や「ジェンダー研究」の第一人者で
ありながら、上野千鶴子さんは、
女性の置かれている多くの差別に対して、
毅然と、しかし分かりやすく解き明かしてくれます。
著書も数多く出版されていて、
中でもおひとりさまシリーズや高齢者の介護問題
についての作品が人気のようです。
2007年発行の『おひとりさまの老後』は
75万部を越えるベストセラーとなっていますし、
『サヨナラ、学校化社会』、
『上野千鶴子のサバイバル語録』、
『おひとりさまの最期』
なども人気です。
ますますお元気な上野千鶴子さんには、
これからも一層のご活躍を期待したいですね。
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