
こんにちは、ジョーです。
史上最年少の16歳でメジャーと契約した 結城海斗 さんをご紹介します。
プロフィール!!
名前 : 結城海斗 (ゆうき かいと)
生年月日 : 2002年 5月 12日
出身 : 大阪府羽曳野市
身長 : 188cm
体重 : 73kg
投球、打席 : 右投げ右打ち
ポジション : 投手
小学校一年生から道明寺タイガースで軟式野球を始めます。
それから小学3年生で、チームを羽曳野ブラックイーグルスに変わります。
ちなみに、彼は羽曳野市立峰塚中学校ですが、あのダルビッシュ有さんも
この中学出身で、そしてまた羽曳野ブラックイーグルスにも所属していました。
なので、結城さんはダルビッシュ2世と言われていたそうです。

中学では河南リトルシニアに入り、2年生の時には日本選手権でベスト8になりました。
そして、3年生の時に全日本シニアリーグ代表メンバーに選ばれて、アメリカの
イリノイ州で開催された国際トーナメントに出場しました。
188cmの長身から投げる最速141㌔の直球を武器にして、大活躍して大リーグ球団の
スカウトの目に留まり、今回のメジャー挑戦に繋がったそうです。

メジャーも注目するほどの逸材なのでさぞかし日本の高校などからも誘いが
あったのではと予想しましたが、実際多数の強豪校からの誘いがあったそうです。
そのなかでも一番熱心だったのが、地元大阪の甲子園常連校の大阪桐蔭高校だったそうです。
元々は、甲子園を目指したい気持ちが強かったのですが、この国際大会を経験して、
甲子園よりアメリカで野球をやりたい気持ちが強くなったみたいですね。
この後はどうなる?
結城選手は大リーグのドラフト対象外ですが、大リーグ機構から日本野球機構(NPB)への
身分照会は既に済ませてあり、大リーグ内の契約可能な国際選手のリストにも載ってあるので
ルール上問題はありません。
だから、MLBコミッショナー事務局の契約承認の確認が取れ次第に
渡航手続きをして、キャンプ地のアリゾナ州サプライズ市で
育成プログラムに参加する予定です。
ただ、彼の契約はメジャー契約ではなくマイナー契約なので
これからが大変なんです。
メジャー契約というのは、チームがその選手をベンチ入りする事の出来る
40人のロスター枠という枠に入れることを確約した契約になります。
そしてマイナー契約とは、そのロスター枠に入れない契約になります。
マイナー契約では、ベンチ入りする事が出来るロスター枠に入るには
まず、40人のベンチから誰かを放出しないといけないのです。
それに、高校生離れした逸材であることは間違いのない結城さんですが、
素質があるからと言って、アメリカで成功するとは限らないのです。
例えば、韓国ではこれまで100人を超える高校生が直接、メジャーに挑戦しましたが
成功したのは、秋信守(35=レンジャーズ)くらいなんです。

身体も頭の中身もまだまだ大人ではない18歳が単身でアメリカに渡っても
実力を発揮する前にとん挫するケースが圧倒的に多いのです。
マイナーは食事や環境が劣悪な上に、生存競争の厳しさが尋常ではありません。
自分の野球道具を置き忘れようものなら、あっという間に盗まれるし、
嫌がらせも日常茶飯事です。
隙があれば他人を蹴落としてやろうと考えてるやつらがゴロゴロいます。
なかでも中南米出身の選手は食うか食われるかのギリギリの中で野球を
しているのがほとんどと言っていいでしょう。
高校生ですら過酷な生存競争から脱落していくのだから、16歳の彼にとって
とんでもなく高いハードルであると思わざるを得ません。
ましてや英語を全くと言っていいほど話せないそうですが、それでアメリカの
野球を本当に理解し、身につけられるのか疑問です。
最後に!!
先日の入団会見で
「不安より、期待が大きいです。」
と言っていましたが、その「期待」がしぼむことなく
彼の才能が花開くことを祈っています。
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